引き続き、TMPG Encの起動時の各種設定、動画の読み込み画面についてです。
読み込み画面の下に詳細設定というのがあるかと思います。
大抵はデフォルトでも構いません。
より画質に拘りたいという方のために豆知識として、少し紹介したいと思います。
というより、TMPGEncの強みはこれら設定です。
▼起動時メニュー▼
設定にあるのは、「映像の種類」、「フィールドオーダー」、「アスペクト比」。
映像の種類として、インターレースかノンインターレースかと言うのがあります。
これは、テレビのように走査線によって映像を表示しているものはインターレース。
静止画や文字も扱うPCのディスプレイはノンインターレースです。
テレビやVHSからキャプチャした場合、横縞などが映りこむことがありますが、あれです。
元素材の状況はどうか、取り込んだのがどこからかに着目すると、よりエンコード時に便利です。
「フィールドオーダー」での、トップフィールドとか、ボトムフィールドというのも同様。縞々のことです。
詳細には、偶数段と奇数段ごとの走査線が2回に分けて1つの映像の情報を送っているとのことで、
そのどちらかがトップフィールド、ボトムフィールドのようです。
というわけで、縞々を除去したいなら、重要なのですが、
何も触らずにそのままで動画がスムーズに動いていたり、毎回同じソフトでキャプチャーして、
同じコーデックを使用していて、キャプチャした動画がスムーズに動いていたりするなら、問題はないようです。
ただ、このソフトで1コマ1コマ動かした場合に前後のコマが行ったり来たりするようであれば、ここでトップフィールド、ボトムフィールドの両方を選択して、試行錯誤してスムーズに動くまで確かめてください。
ここまで設定すればようやく、編集やフィルターなどの各種設定に移れます。
▼メニュー▼